甘いお菓子だけでない！？ベルギーチョコは厳選されたカカオ豆から製造される

甘いお菓子だけでない！？ベルギーチョコは厳選されたカカオ豆から製造される

ベルギーチョコは、チョコレートの発祥地ともいわれているベルギーが作り出す伝統的なお菓子です。ベルギーチョコは、ココアバターで作られていてミルク・砂糖・他の添加物は最小限になっているのが特徴です。そのため、口に入れると溶け出すようなとろける食感やココアの深みある香りおよび風味が広がり楽しめます。ベルギーチョコの個性はその製法にも由来しているものがあり、19世紀から続く伝統的な製法は現代にも引き継がれて、一つひとつ手作業で丁寧に作り出されます。これにより食感だけでなく視覚的な美しさも兼ね備えたものが作り出されるわけです。現代のベルギーチョコは徹底した品質管理の中で職人の手作りで製造されていますが、高品質なカカオ豆の厳選から行われているのが特徴です。素材は世界中から厳選した最高品質のカカオ豆を使うことはもちろん、油脂はカカオバター100％を基準にするなどの特徴もあります。ちなみに、植物性油脂が含まれていてもチョコとする基準はありますが、ベルギーは品質を保つ目的でカカオバター以外の植物性油分を一切使用しない、これにより独自の品質を守っています。

プラリネは年齢を問わず愛されるベルギーチョコ

煮詰めた砂糖にローストしたナッツを加えてキャラメリゼしたプラリネ、これはベルギーチョコの発祥ともされるボンボンショコラの呼び名の一つです。ベルギーの中ではプラリーヌと呼ばれるといいます。このプラリネは、ベルギーの中でも最も目にすることが多いチョコレート菓子で、食べる宝石と称されることもすくなくありません。老舗チョコ菓子店が小さなチョコに詰め物をしてこの名称を付けて販売したところ大ヒットしたなどの歴史があります。それ以降、ベルギーのお店は競うように製造するようになる、これにより味や姿など洗練を重ね現代のベルギーチョコに継承されているわけです。ちなみに、詰め物として利用される食材にはフレッシュクリームやリキュール、ガナッシュ・ヌガー・キャラメルなどさまざまなバリエーションがあり、アーモンドの粉と砂糖で作り出されるマジパンが入っているものや大粒のクルミが入っているものなど多種多彩です。さらに、形状もシンプルなものから、丸・四角・シェル型・ハート・動物型など数えきれないほどです。